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2018.09.28

母を家族葬で送られた友人に 後日お悔やみを伝えたい。 (30代女性)

 

高校から仲良くしていた友だちの母が亡くなり、家族葬にすると聞いた。 遊びに行ったときにはお母さんともよく話したので、何らかの形でお悔やみを伝えたい。何をすればいいだろうか?


お悔やみの気持ちを伝える方法は、さまざまです。
それぞれの状況に応じた方法を考えてみましょう。 

1. お悔やみを伝える方法

仲の良い友達だったなら、お母様のこともよく知っていたのですね。きっとそのお母様も娘と仲良しのあなたのことを覚えてくれていたはずです。亡くなったお母様のご冥福を祈る気持ちと、友達を慰め、励ます気持ちをどう伝えたらよいのでしょう。
お悔やみの気持ちを伝える方法は、訪問、電話、手紙、メールなどさまざまな方法があります。

 
■ 訪問
葬儀の直後はたてこんでいますので、喪明けがすんだ頃に連絡をとられてはいかがでしょうか。行き来できる距離におられるなら訪問し、お母様のお参りをさせてもらうのもいいですね。
また、近くの喫茶店などでお茶でも飲みながら、お母様をお送りになった(ご葬儀)こと、思い出話など聞き役になることで勇気づけられるはずです。あなたにお参りしたかったという想いが強いなら、このときにお供えものを渡しても良いでしょう。

■ 電話
ご家族を送られた経験がおありの方ならおわかりかと思いますが、葬儀の前後は想像以上に忙しいものです。
電話をされるなら、喪明けに連絡されてはいかがでしょうか。
お悔やみの気持ちを伝えるとともにお母様の好きだったものや生前かわした会話などの思い出話をしてあげるのも友達の励みになると思います。また近くに住んでいるのでしたら直接会われる約束をされるのもよいでしょう。

■ メール・SNS
本来はお勧めできませんが、あなたの年代であれば、そして親しい友達ということならメールでもよいのではないでしょうか。
短いメッセージで「お母さんのことを聞きました。心からお悔やみ申し上げます。家に遊びに行ったときのお母さんの笑顔が印象的でした」などお悔やみの言葉と思い出話を添えると気持ちが伝わります。

■ 手紙
直筆の手紙を書くと、より気持ちが伝わります。お悔やみの言葉とお母様の思い出話を書くと、友達の気も和らぐのではないでしょうか。
手紙の挨拶文につきましては、コチラをご参考になさってください。

■ お供えものを送る
お悔やみの気持ちを伝えるのに、お供えものを送る方は多いです。 お供えものだけでなく、一筆箋を添えると、より想いが伝わりますね。送るときは、葬儀後、落ち着かれた10~49日が目安です。
どんなものがよいかは次の章で考えてみましょう。

 

メリット デメリット
訪問 もっとも丁寧な弔意の示し方。
直接お会いするので先方の状況がわかりやすく、その対応も柔軟にできる。

葬儀前の遺族は多忙であり状況によっては、かえって迷惑になることもある。
最低限のマナーが必要。

電話 早く弔意を伝えられる。
直接会話するので、相手の状況がわかりやすい。
葬儀前の遺族は多忙であり状況によっては、かえって迷惑になることも。
メール
SNS 
葬儀前の多忙な遺族の手を止めることなく、弔意が伝えられる。 世代にもよるが、安易に済ませたと思われかねない。
手紙 訪問の次に丁寧な弔意の示し方。 到着まで時間がかかる。筆不精には辛い。
香典 近隣縁者の相互扶助的な意味合いもあるので実質的なお供えといえる。
品物選びに悩まなくてよい。
辞退されるケースが増えている。
香典返しなど相手に負担をかける。
お供えものを送る

お金がかかっているだけでなく、「買う」「選ぶ」という手間自体に気持ちを込められる。

お返しの気遣いを相手にさせてしまう。

それぞれご自身にあった伝え方を考えてみてください。
お悔やみの言葉を訪問、電話、手紙で伝えられると思いますが、+α お供えものがあればよりいいですね。

 

2. お供えものについて

さて、お供えものは、どんなものがよいか考えてみましょう。ほとんどの場合、お供えものは、①食べもの ②供花 ③お線香・ロウソクなどに分けられます。

①食べもの
おまんじゅうなどのお菓子や果物が一般的ですが、土地によっては五穀や野菜を送られる方もいらっしゃいます。また、故人が好きだったものやみんなで分けられるものを選ばれることもあります。

②供花
花は、白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青くらいまでとされています。ですが、故人が好きだった花を送るときは、白や青でなくても良いでしょう。

③お線香・ロウソクなど
お線香はあの世とこの世の道しるべになると言われています。故人が迷われないようにという願いが込められています。
一般的にお線香を送る方が多いです。

 

 

3. メリットとデメリット

お供えものは、それぞれメリット・デメリットがあるので、具体的にどんなものが適しているのか考えてみましょう。

お供えもの メリット デメリット
お線香

「香りが穢れをはらう」「仏様の食べ物になる」など供養としての意義が深い。

供えられたまま開封されないこともある。
香りが苦手な方もいる。

お花

高級感がある。
遺族の心を慰める意味合いもある。

香りが苦手な方もいる。高価。
虫がつくことがある。
置き場所をとってしまう。
食べもの 法事の場合、親族で分けやすい。
お盆やお彼岸の場合はお土産の意味合いも含まれる。
賞味期限がある
ロウソク 「炎で不浄を清める」「煩悩の闇に光をあてる」など供養としての意義が深い。 供えられたまま開封されないこともある。
火事の心配

 

4. 予算

友人に送る一般的な相場は、相手との関係にもよりますが、 2,000円~5,000円といわれています。 親を送ることはいずれあなたにも訪れること、 お互いの心の負担にならないよう高価なものは避けましょう。 

 

5. まとめ

いかがでしたか?
お悔やみを伝える方法は、状況によってさまざまな方法があります。もう一度、ポイントをおさらいしてみましょう。

・お悔やみの伝え方には、訪問、電話、手紙、メール、お供えものなど いくつかの方法がある。
・ それぞれにメリット・デメリットがある。
・ お供えものは、自身の財布と「相手の心の負担」といった予算もポイントです。大切なのは、故人を偲ぶあなたの想い、そして友達を慰め、励ます心です。

電話も手紙もお供えものも、そのための手段に過ぎません。 ご自身にあったお悔やみの伝え方を考えてみてください。 あなたの心が伝わるといいですね。

 

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