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2018.12.18

習い事の先生のお母様が急死。香典は辞退されているが、やっぱり持っていくべき? (20代女性独身)

10年以上お世話になっているお茶の先生のお母様が亡くなられ、葬儀に参列することになりました。ご自宅へお招きいただいたこともあり、先生のお母様も長いおつきあいですので、何かお悔やみの気持ちを表したいと思っています。香典を辞退されていても香典を持っていくべきですか?それとも別のもの?

 

お世話になった方が悲しんでられたら辛いですね。何かしたいというお気持ちはよくわかります。

さて、質問者様のように「香典を持参すべきか」という悩みは、私にも以前同じような経験があります。私の場合は、念のために香典を持っていき、受付の方にどうしても渡してほしいとお願いしましたが、やはり受け取っていただけませんでした。ですが、なかには香典を辞退されていても受け取られる場合もありますので、念のために持参することをオススメします。やはり受けとられない場合が多いので、他にどんな方法があるかを考えておきましょう。

1. お悔やみを伝える方法

お悔やみを伝える方法は、香典・供花・お供えものなどの「もの」を送る、後日お線香をあげにご自宅へ伺うなどさまざまです。
他にも弔電や手紙などがお悔やみを伝える方法としてありますが、今回の場合は葬儀に参列するということですので、割愛します。

では、順にみていきましょう。

■品物を送る
近年では香典を辞退される傾向にありますが、お花は受け取るケースが多いです。
お花の場合、花屋さんもしくは葬儀会社で手配していただけますので、予算を伝え会場に送ってもらいましょう。お供えものの場合は、後日送られた方がよいでしょう。どんな品物がよいかについては、次の章で述べています。

■後日、ご自宅へ訪問
お悔やみの気持ちが一番伝わるのは、後日改めてご自宅へお線香をあげさせていただくことです。先生の気持ちも少しは落ち着かれているはずですので、お母様との思い出話やお稽古の話をすると気がまぎれるかと思います。その際は、手ぶらで訪問するわけにもいきませんので、お供えものを持参されると良いですね。なお、訪問の前は事前に連絡するのがマナーです。

■その他
・一緒に食事に誘う
私の場合は、葬儀の一段落ついた頃をみて先生を食事に誘いました。色々とお疲れのようでしたので、食事をしながら話をし、元気になられたように感じたのを覚えています。

・葬儀の手伝い
先生に何かお手伝いできることがないか聞いてみるのも一つです。葬儀の手伝いをすることもある意味先生のお母様の供養になるのではないでしょうか。受付や会計係、接待など手伝ってほしいとお願いされるかもしれません。
 

 

2. お供えものについて

さて、お供えものはどんなものがよいのかみていきましょう。

■お供えものの種類
お供えものは、①食べもの ②供花 ③お線香・ロウソクなどに分けられます。

・食べもの
お菓子や日持ちするもの、小分けにできるものが一般的です。
なかには、故人が好きだったものを選ばれることもあります。先生のお母様がお好きだったものをお供えに持っていかれると、より良い供養になります。

・供花
花は、白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青くらいまでとされています。
ですが、故人が好きだった花の場合は、白や青でなくてもかまいません。例えば、先生のお母様がバラをお好きだったのなら、赤でも有りな気がします。

・お線香・ロウソクなど
お線香はあの世とこの世の道しるべになると言われています。故人が迷われないようにという意味が込められていますので、一般的にお線香を送る方が多いです。

 

■予算
親しい人に送る場合、3,000円~5,000円が一般的ですが、大切なのはあなたの気持ちですので、相場にとらわれる必要はありません。

■添え書き
品物には、手紙を添えた方がよいでしょう。
手紙の書き出しは、最初にお悔やみの言葉、次にあなたにしか書けない先生のお母様とのエピソードを書くと気持ちがより伝わります。
例えば、「お母様との思い出で一番印象に残っているのは、習い始めて間もないときのことです。先生に叱られて泣きべそかいている私にお母様はお菓子をそっと出してくださいました。現金な私はすっかり忘れて泣き止んだことを10年以上経つ今でも鮮明に覚えています。」

   

3. まとめ

いかがでしたか?
一番大切なことは、お悔やみを伝えたいというあなたの想いです。
あなたにあった気持ちの伝え方を考えましょう。

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