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2018.12.25

取引先から満中陰の挨拶状が届いた。お供えものは何を用意すればいいですか。 (20代男性)

 

取引先から満中陰の挨拶状が届きました。(故人:会長)葬儀には上司と参列し、香典をお渡ししました。喪明けということで、会社訪問した時にお供えものを持参したら?営業アピールできるから。といわれています。お供えものは何がいいですか?

満中陰のハガキが届き、何かされるということは、営業として他の方と差をつけるチャンスでもあります。お供えものを持参する際に気をつけることを含めて考えてみましょう。

1. 満中陰とは

亡くなってから四十九日を満中陰と呼び、この間は、エンマさまからの裁きを待つ期間といわれています。四十九日目に判決が下り、無事に成仏できる日とされ、この日のことを「満中陰」や「喪明け」とも呼ばれます。

今回の「満中陰の挨拶状」とは、無事に喪明けしたことを知らせるお礼の挨拶状のことです。
 

 

2. 営業としてできること

上司の方が言われているように、営業としてアピールもできますし、会社訪問したときにお供えものを持参することをオススメします。送るよりも、直接、会社の方と話すときの方が印象も良いです。

ただし、会長様と現社長様の関係によりますので、注意が必要です。仲があまり良くなかった場合は、せっかくの厚意がマイナスに働きかねないので、ふれない方がベターです。仲が良かった場合は、現社長様の耳に入るよう満中陰のことを伝えましょう。重要なのが、誰に伝えるかです。あなたが「満中陰の案内状をいただきまして」と得意先の方に伝えるとします。そこで、「この人はうちの会長のことを気にしてくれているんだ」と思われるか、「そうなんだ」と思われるかは、感受性の違いによります。感受性の強い方に伝えた方が、あなたの印象は上がります。現社長様の耳にも入りやすくなりますよね。ちょっとやらしいんじゃない?と思われるかもしれません。ですが、満中陰の案内状をいただき、話題にすることは立派な武器になります。 

   

3. お供えもの

それでは、いよいよ本題のお供えものについて考えてみましょう。
大きく分けると、①食べもの ②供花 ③お線香・ロウソクなどが考えられます。

①食べもの
おまんじゅうなどのお菓子や果物が一般的ですが、故人が好きだったものやみんなで分けられるものを選ばれることもあります。会社の場合、日持ちする小分けされたものが喜ばれるのではないでしょうか。

②供花
花は、白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青くらいまでとされています。
ですが、故人が好きだった花を送るときは、白や青でなくても良いでしょう。
高級感がありますので、少し見栄をはりたいなら、供花が良いかもしれませんね。置き場所をとる、香りが苦手な方もいるなどデメリットを考慮して選びましょう。

③お線香・ロウソクなど
お線香は、「煙が仏様のご馳走になる」「香りが穢れを祓う」などの意味があります。
ロウソクは、「炎で不浄を清める」「煩悩の闇に光をあてる」など供養としての意義が深いです。
お供えものとしては無難なので、送る方が多いですね。

他と差をつけたいと思われるなら、珍しいものや生前お好きだったものをお供えものとして選ぶと良いかもしれません。 

  

4. メリット・デメリット

お供えもの メリット デメリット
お線香

「香りが穢れをはらう」「仏様の食べ物になる」など供養としての意義が深い。

供えられたまま開封されないこともある。
香りが苦手な方もいる。

お花

高級感がある。
遺族の心を慰める意味合いもある。

香りが苦手な方もいる。高価。
虫がつくことがある。
置き場所をとってしまう。
食べもの 法事の場合、親族で分けやすい。
お盆やお彼岸の場合はお土産の意味合いも含まれる。
賞味期限がある。
ロウソク 「炎で不浄を清める」「煩悩の闇に光をあてる」など供養としての意義が深い。 供えられたまま開封されないこともある。
火事の心配

  

5.予算

会社同士のおつきあいの場合、一般的な相場は、5,000円~10,000円といわれています。
得意先様との今後の関係にもよりますので、上司とよく相談して決めましょう。

 

6.まとめ

いかがでしたか?
あなたが営業としてポイントを稼ぎたいのなら、会社訪問したときに伝えるのがオススメ。
そのときに、お供えものを一緒に渡すとより気が利いていますね。

得意先様との関係がより良好になると良いですね。  

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