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2018.10.01

取引先の葬儀に初参列。お供えものはどうすればいいですか?(20代男性)

 

取引先の前社長が亡くなられたので、上司からお供えものの手配をするよう指示された。こういう場合は何が良いのだろうか。

お供えものは、ケースバイケース。情報を整理したうえで、適したものを考えましょう 

1. 状況と情報の確認

もう一度、訃報をよく確認してみましょう。
■故人の氏名、年齢
■喪主の氏名、故人との関係性
■通夜・葬儀・告別式の日時、場所
■香典・供花・供物の辞退の有無

また、社内で確認・相談することは下記の通りです。
社内の誰が、通夜・葬儀の ①どちらかに参列、②両方参列、③どちらも行けない

弔電の手配
※経営者が参列していれば弔電不要ですが、経営者以外の社員のみ参列の場合は弔電を送ります。

 

2. お供えものについて

ここまで情報の整理をしてきました。いよいよ本題のお供えものについて考えてみましょう。

考えられるものとして、お供えものは、①香典 ②供花 ③お線香・ロウソクなどに分けられます。また、当日持参するのか、後日に送るのかによって選ぶ品物が変わってきますが、ここでは持参する分について考えてみましょう。葬儀に参列するときは、葬儀に間に合うよう手配するのを忘れずに。

※葬儀が終わってから後日何か送りたい場合は、コチラの記事をご覧ください。

①香典
最近は辞退されることが多いですが、受けとられる場合は、紫色など暗めの色の袱紗に包み、受付で「ご霊前にお供えください」などの言葉を添えて渡します。辞退されるかわからないときは、念のためにご用意されることをおすすめします。

②供花
会場に申し込むことがほとんどですので、通夜の場合は当日の午前中までに、葬儀の場合は前日までに会場に届くよう手配します。

③お線香・ロウソクなど
ふろしきに包んで持参し、受付でお悔やみの言葉とともに渡します。

 

3. メリット・デメリット

それでは、それぞれのメリット・デメリットから、どんなものが適しているのか見てみましょう。

お供えもの メリット デメリット
お線香

「香りが穢れをはらう」「仏様の食べ物になる」など供養としての意義が深い。

供えられたまま開封されないこともある。
香りが苦手な方もいる。

お花

高級感がある。
遺族の心を慰める意味合いもある。

香りが苦手な方もいる。高価。
虫がつくことがある。
置き場所をとってしまう。
食べもの 法事の場合、親族で分けやすい。
お盆やお彼岸の場合はお土産の意味合いも含まれる。
賞味期限がある。
ロウソク 「炎で不浄を清める」「煩悩の闇に光をあてる」など供養としての意義が深い。 供えられたまま開封されないこともある。
火事の心配

 

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4. 予算

お供えものの一般的な相場は、得意先との関係にもよりますが、10,000円~といわれています。まず予算を決め、そこから何を送るか考えます。今後の関係性もありますので、上司とよく相談して決めると良いでしょう。

 

5. まとめ

いかがでしたか?
近年は香典を辞退されるところが増え、どうしたらいいかわからず、迷われる方も多いのでは?葬儀にお供えするなら、まず情報を整理し、予算や取引先との関係に応じて、どんなものがよいか考えていきます。そして、上司と相談し、葬儀に間に合うよう手配を忘れずにしましょう。

得意先への感謝の気持ちをスマートに伝えられるといいですね。

 

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