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2019.02.01

職場の上司がお母さんを亡くされ、葬儀は家族葬でした。部下として何ができますか?(20代女性)

   

上司の母が亡くなられ、葬儀は家族葬をされました。
私が新人の頃から親身に指導してくださり、上司にはとても感謝しています。そんな上司が葬儀後、気落ちされているように感じます。香典などを渡すよりも、少しでもお元気になられるように、話ができたらと思いますが、なかなか機会がありません。部下の私から飲み会などを企画するのはやはり失礼でしょうか。
上司のために私ができることは、ありますか。

上司を元気づけるための飲み会を企画することは、失礼ではありません。
部下として上司のためにできることは、人によって異なりますが、4つに分かれます。

1. 飲み会を企画

上司といえども、親を亡くすとどうしても気落ちしてしまうものです。
あなた自身が上司のために、チームのメンバーなど上司が気を許している仲間を集め、飲み会に誘いましょう。仲間がいると気がまぎれやすいです。
飲み会という名目ですが、目的は上司の話を聞き、少しでも力になることです。終始しんみりする必要はありませんが、会の途中で何回かお母様の話に耳を傾ける時間を意識的に作りましょう。お人柄や思い出話を引き出すような聞き役が必要です。仲間内であらかじめ役割を決めておくと、スムーズに進みます。
本人の会費をみんなで負担して、もし余裕があるなら、「ご仏壇に」と五千円程度の卓上花を帰り際に渡せるとスマートです。なお、注意したいのは、宴の最初に杯を上げるとき、「乾杯」でなく、「献杯」でグラスを重ねて鳴らさないようにすることです。重ねて鳴らすと、台無しになってしまいます。

 

 

2. 上司を食事に誘う

みんなで飲み会というのも良いですが、落ち着いて話せるのはやはり2人です。上司から部下には話しづらいかもしれませんが、あなたから頃合いを見計らい食事に誘ってみましょう。
お酒が飲めるなら、飲みに誘ってもよいですし、なかなか時間がとれないときは、お茶に誘う、もしくは休憩時間などの合間に様子を見て、それとなく話を聞いてみましょう。重要なのは話しやすい場を作ることです。

   

3. お供えもの

上司の気持ちにまだ余裕がないときは、お供えものを渡すのもアリです。「ご仏前にお供えください」と伝えて渡すと、あなたの気持ちが伝わるはずです。

では、どのようなものがよいのでしょうか。ほとんどの場合、お供えものは、①食べもの ②供花 ③お線香・ロウソクなどに分けられます。

①食べもの
おまんじゅうなどのお菓子や果物が一般的ですが、故人が好きだったものやみんなで分けられるものを選ばれることもあります。会社の場合、日持ちする小分けされたものが喜ばれるのではないでしょうか。

②供花
花は白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青までとされています。ですが、故人が好きな花の場合は色花でもかまわないといわれています。
好きな花を知らない場合は、花屋さんで白や青を基調としたものをしていただくとよいかもしれません。

③お線香・ロウソクなど
お線香はあの世とこの世の道しるべになると言われており、ご冥福をお祈りする意味もこめられるので、オススメです。

  

4. 仕事のフォロー

何も飲み会やお供えものだけが、上司のためにできることではありません。
葬儀後は何かと忙しく、普段よりも仕事に集中できないかもしれないので、上司のフォローに徹しましょう。
また、そうした仕事を頑張るあなたの姿が上司にとっての励みになるかと思います。
 
 
 

  
5. まとめ

・チームのメンバーなど仲間を誘い、慰める会を企画する
・親身に聞くために2人で食事or飲みに行く
・なかなか時間がとれないときは、お茶に誘うor休憩時間などに話を聞く
・気持ちに余裕がないときは、お供えものを渡す
・あなたが仕事を頑張ることで、上司の励みになる

どの方法であっても、上司のために何かしたいというその気持ちが大事です。

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