“みんなで作る”お悔やみの伝え方Q&A
皆様の疑問にお答えいたします。「これってどうするの?」「こんなときはどうしたらいい?」といった悩みをお気軽にお問合せください。みんなで一緒にQ&Aを作っていきましょう。
- お供えものの「のし紙」は、外掛け?内掛け?
お送りしたものが故人からも見えるため、「外掛け」が良いと言われています。また、頂いた方もどなたからのものか判断できますので、お返しする際にも良いですね。
先日、得意先の会長の葬儀に行きました。後日営業で会社に訪問するのですが、服装は喪服で行くべきですか?
会社を訪問するのに喪服はタブーです。紺やグレーのダークスーツに男性なら同色系の地味なネクタイでお悔やみの気持ちを表しましょう。
- お供えものの相場はいくら?2,000円じゃ安すぎる?
あなたのお立場や相手との関係によりますが、一般的には3,000円程度からと言われていますが、あくまでもお気持ちですので、安すぎるということはありません。ご無理のない範囲で選ばれるのが良いですね。
- お葬式に連名でお花を送ってもよいですか?
同窓会や趣味の会など何人かで組んで1人当たりの負担を抑えてお花を送る場合もありますね。あまり多くの人の個人名を入れると札が読みにくくなるので連名は4人程度まで、それを超える場合は〇〇〇〇同窓生一同などとグループ名にする方がよいでしょう。
- お通夜とお葬式のどちらかだけ参列するのではダメでしょうか?
もともとお通夜は故人と関係の深い人が一夜を過ごすことでした。一般の弔問は本来は告別式だけでよいのですが、故人やご遺族やお取引先などとの関係によって通夜と告別式両方に参列することも場合も多いです。逆に日中に行われる告別式に参列しにくい場合にお通夜だけに参列される方もあります。
- ご葬儀以外にお花を送るタイミングはありませんか?
初盆や一周忌などにお花を送っていただくと、故人のことをいつまでも忘れずにいていただいている気がして遺族としてはうれしいものです。故人やご遺族との関係によって考えてみてください。
- お取引先の葬儀に参列するときに営業用の名刺を出してもいいの?
会社のマークがカラーで入ったものや営業用のフレーズが入ったものなどはできれば控えたいものです。本来なら弔事用の装飾性のない名刺を作っておくのがよいのですが、それもなく営業用の名刺を出す場合は「お悔やみ申し上げます」など一筆を添えるなど心配りをしましょう。
- 親を送った友人に葬儀後に初めて顔を合した時はなんと声をかければよいですか?
忌明けが済んだあとなら「たいへんだったね。少しは落ち着いた?」というような労いと気づかいの言葉をかけましょう。ご葬儀から間のないころなら「突然のことで大変だったね」などの悲しみに寄り添うような言葉がふさわしいと思われます。
- 故人への思いが強いのですが親族以外がお墓参りをしてもよいでしょうか?
お墓の場所も聞かなければわかりませんし、まずはご遺族に「お墓に参らせていただきたいのですがよろしいでしょうか」と尋ねるのがマナーです。そうすることによって故人へのあなたの思いもご遺族に伝わって喜ばれると思います。既にお墓がある場合は四十九日が納骨の目安ですが、あらたにお墓を作られる場合は一周忌に合わされることが多いようです。
- お葬式では清めの塩を渡されるのに、お通夜では塩を渡されないことが多いものですが?
神道では死は穢れとされていたので日本ではお通夜や告別式から帰ったら家の玄関をまたぐ前に塩で清める習慣があります。しかし仏教やキリスト教では死は穢れではありません。告別式では塩を渡されるのに通夜では渡されないことがあるのはそういった考えを反映した簡略化の流れではないでしょうか。どうしても気になるようなら自宅の玄関に塩を用意しておくとよいでしょう。
- お通夜や告別式に行く時には黒い礼服を着ていく以外に気をつけることはありますか?
女性はアクセサリー類に気をつけましょう。結婚指輪以外の指輪やネックレスやイヤリングは外していきましょう。但し「涙」を表す真珠のネックレスはOKです。男性なら靴は飾り金具のないプレーンな黒の革靴がマストです。
- 最近は祭壇の遺影ににこやかな写真が多いですが何か理由はあるのでしょうか?
ひと昔前は堅い顔をして喪服を合成した顔写真の遺影が多かったのですが、最近は故人のお人柄が偲ばれるような遺影が増えています。たとえ直接の面識がなかったとしても故人をイメージしながらお焼香していただけるなどの利点があります。例えば「にこやかないいお写真でしたね」などと後日ご遺族にお声かけすることもご供養になると思います。
- 葬儀でお焼香した後に立礼されている喪主にはどう声をかけていいのかいつも迷います。
特になければ何も言わずに黙礼するか「ご愁傷さまです」のひと言でよいと思います。
気の利いたことを言わなければと気負う必要はありません。「寂しくなります」「優しいお母さんでしたね」など故人を偲ぶ、遺族に寄り添う短い言葉が自然に湧いてきたならそれを伝えましょう。短くというところがポイントです。