お悔やみを伝えたい.com

2019.03.28

職場の後輩(Aさん)がお母さんを亡くされたが、家族葬にするらしい。先輩として何ができる?(20代女性)

職場の後輩のお母さんが亡くなられたが、家族葬にするらしいです。会社から香典は渡すそうですが、私個人ではまだ何もしていません。後輩は、私にとって初めてできた後輩で、とてもかわいがっていました。後輩のために何かしたいのですが、先輩として何ができるでしょうか。

 
葬儀の前後は忙しいと思いますので、落ち着かれた頃に何ができるか考えてみましょう。
※ココから後輩の方をAさんという表記に統一します。

1. なぐさめる会

葬儀後10日から49日が落ち着くタイミングです。
チームを組んでいるのなら、みんなで食事に誘ってあげましょう。
仲間も誘った方が励ます雰囲気を作りやすいです。
終始しんみりする必要はありませんが、会の途中で何回かお母さんの話に耳を傾ける時間を意識的に作ってあげましょう。
お人柄や思い出話を引き出すような聞き役が必要です。仲間内であらかじめ役割を決めておくと、スムーズに進みます。
本人の会費をみんなで負担して、もし余裕があるなら、「ご仏壇に」と五千円程度の卓上花を帰り際に渡せるとスマートです。
なぐさめる会を開くときに注意したいのは、宴の最初に杯を上げるとき、「乾杯」でなく、「献杯」でグラスを重ねて鳴らさないようにすることです。重ねて鳴らすと、台無しになってしまいます。

 

2. 二人で食事に誘う

みんなで励ますのも良いですが、落ち着いて話せるのはやはり2人です。
Aさんがしんみり話したい様子なら、食事に誘ってあげましょう。

お酒が飲めるなら、飲みに誘ってもよいですし、なかなか時間がとれないときは、お茶に誘う、もしくは休憩時間などの合間に様子を見て、Aさんの話を聞いてあげましょう。

重要なのは話しやすい場を作ることです。

   

3. お供えもの

Aさんの気持ちにまだ余裕がないときは、お供えものを渡すのもアリです。「ご仏前にお供えください」と伝えて渡すと、あなたの気持ちが伝わるはずです。お供えというと思いつくのは香典ですが、現金は生々しいと感じる方もいらっしゃいます。

では、どのようなものがよいのでしょうか。
ほとんどの場合、お供えものは、①食べもの ②供花 ③お線香 に分けられます。

①食べもの
おまんじゅうなどのお菓子や果物が一般的です。故人が好きだったものやみんなで分けられるものもオススメです。

②供花
花は、白が基本です。もし色を混ぜるなら、紫か青くらいまでとされています。ですが、故人が好きだった花を送るときは、白や青でなくても良いでしょう。

③お線香
お線香はあの世とこの世の道しるべになると言われています。故人が迷われないようにという願いが込められています。一般的にお線香を送る方が多いです。 

予算の目安としては3,000円前後が一般的ですが、大切なのは、金額ではなく気持ちです。

 

■ 渡す時の注意

四十九日前か後かによって、お供えものや香典を渡すときの言い方が変わります。宗派により異なりますが、おおまかには下記の2パターンです。
※浄土真宗・真宗は、四十九日前も後も「ご仏前に」
 
・四十九日を過ぎている場合(仏教・宗派不問):ご仏前に

・四十九日前の場合(仏教orその他の宗派):ご霊前に

ちょっとした言い方の違いですが、大事なことなので、気をつけましょう。
また、これはお供えものではありませんが、今まで以上に仕事でAさんをフォローしてあげると助かるのではないでしょうか。

  

4. まとめ

・チームを組んでいる場合は、なぐさめる会を開く
・Aさんがしんみり話したい様子なら、2人で食事or飲みに行く
・なかなか時間がとれないときは、お茶に誘うor休憩時間などに話を聞く
・Aさんの気持ちに余裕がないときは、お供えものを渡す

後輩のために励ましたいというその気持ちが大事です。

  

ビジネス関連記事



プライベート関連記事