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2019.10.01

お得意先担当者の家族にご不幸。葬儀会場に供花を申し込みたいが、会社の決裁がおりません。(30代男性 会社員)

 

 ご担当者のお母様がお亡くなりになりました。葬儀会場に花をお供えしようと思ったのですが、今期のわが社の合言葉は「経費削減」につき、上司の決裁が降りませんでした。会社の方針なので仕方ないのですが、営業担当の私としては「・・・」です。何らかの方法でフォローができないものでしょうか。ちなみにお得意先は毎月一定の売上があがる上位顧客です。

 

うーん…、ですね。冠婚葬祭のおつきあいへの考え方は、会社によっていろいろだとは思いますが、営業担当としてはツライところですね。一社員の質問者様としては会社の方針に従うしかないのですが、とはいえお得意先に対して失礼にあたるのではないかと心配されるお気持ちもよくわかります。考えられる対策をみてみましょう。

1. 予算を抑えて、後日お供えをする

まず考えられるのがコレです。葬儀会場の供花は、概ね「1万円~数万円」と高価になりますが、後日にお供え物を送るのであれば、予算を抑えることができます。であれば会社の決裁も降りやすいのでは?

たとえば花であれば、5,000円程度のアレンジメントフラワーでも、それなりのお供えに見えます。また、ご自宅あてなので大きい花だと場所ふさぎになるので、かえって小さい方がよいことも多いです。

 

2. 予算を抑えても会社の決裁が降りない場合

再びうーん…。ここまで徹底して渋られると、もはや清々しさを感じますね。ここでの選択肢は次の2つ。
 

■ お供えをあきらめる。
あなたがご遺族とも親しかったなら、落ち着かれた頃合いに弔問されるのも一つの方法です。訪問が喪明け前のときは、長居せずに、お悔やみの気持ちを伝えましょう。訪問の際は、お供えものがあればよりいいですね。
 

■ いっそ個人としてお供えをする。

名付けて「ピンチをチャンスに変える」作戦。質問者さま個人の出費となるので痛いところですが、少なくともあなたご自身の印象はよくなるでしょう。また高度な応用編として、いかに渋い会社と上司の下で仕事をしているのかを訴えれば、同情とともにあなたの株があがることもあります。しかし、逆に会社そのものへの信用がなくなる危険性もあるのでおススメはしません。あなたの日頃のキャラクターや、トーク力次第のところがあります。ちなにみに私は前職時代に、お客様へのお歳暮の贈呈を却下されたとき、この作戦をつかって2勝1敗でした。・訪問、電話、手紙、お供えものなどいくつかの方法がある。

 

3. お供え物の届け方について

後日にお供えする、故人としてお供えする、どちらの場合もご自宅までお届けしお線香をあげさせてもらうと、より気持ちが伝わるかと思います。

冠婚葬祭のなかでも関係者が一番ナーバスになるのが「葬」です。不義理があったからといって即取引停止ということはないでしょうが、少なくともプラスになることはありません。ですがそのマイナスイメージを最小限に抑える努力は必要だと思います。それは決して品物だけではなく、故人を偲ぶ気持ち、ご遺族の悲しみに寄り添う気持ちといった「心」の部分が大きいと言えます。「今、自分にできること」を考えてみましょう。あなたの心が届くことをお祈りいたします。

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